○金沢大学における研究インテグリティの確保に関する規程
(令和6年8月1日規程第4192号) |
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(目的)
第1条 この規程は,国立大学法人金沢大学(以下「本学」という。)における研究の健全性?公正性(以下「研究インテグリティ」という。)を確保するために必要な事項を定め,もって国際的に信頼性のある研究環境を構築することを目的とする。
(定義)
第2条 この規程において「研究者等」とは,教員,学生等本学において研究活動を行う全ての者(研究支援等に係る職員を含む。)をいう。
(学長の責務)
第3条 学長は,研究インテグリティを確保するための体制を整備するものとする。
(研究者等の責務)
第4条 研究者等は,自らの研究活動の透明性を確保し,説明責任を果たすため,必要な情報について所属機関等に開示を行うものとする。
(研究インテグリティ?マネジメント統括責任者)
第5条 本学に,研究インテグリティの確保に係るマネジメント(以下「研究インテグリティ?マネジメント」という。)に関する業務を統括させるため,研究インテグリティ?マネジメント統括責任者(以下「統括責任者」という。)を置く。
2 統括責任者は,学長が指名する理事又は副学長をもって充てる。
(研究インテグリティ?マネジメント委員会)
第6条 研究インテグリティ?マネジメントに関する重要事項を審議するため,研究インテグリティ?マネジメント委員会(以下「委員会」という。)を置く。
(所掌事項)
第7条 委員会は,次の各号に掲げる事項を審議する。
(1) 研究インテグリティ?マネジメントに係る規程等の制定及び改廃に関する事項
(2) 研究インテグリティの確保に係る要請等に関する事項
(3) 研究インテグリティ?マネジメントのための調査に関する事項
(4) 研究インテグリティの確保に係る教育研修に関する事項
(5) その他本学の研究インテグリティ?マネジメントに関する重要事項
(組織)
第8条 委員会は,次に掲げる委員をもって組織する。
(1) 統括責任者
(2) 学長が指名する理事又は副学長(前号に掲げる者を除く。) 若干名
(3) その他,統括責任者が必要と認めた者
(任期)
第9条 前条第3号に掲げる委員の任期は2年とし,再任を妨げない。
2 前項の委員に⽋員が⽣じた場合の補⽋の委員の任期は,前任者の残任期間とする。
(委員長及び副委員長)
第10条 委員会に委員長を置き, 統括責任者をもって充てる。
2 委員長は,委員会の会議を召集し,その議長となる。
3 委員会に副委員長を置き,委員⻑の指名する委員をもって充てる。
4 副委員長は, 委員長を助け, 委員長に事故があるときは, その職務を代行する。
(構成員以外の者の出席)
第11条 委員会は,必要があると認めるときは,構成員以外の者を委員会に出席させて説明又は意見を聴くことができる。
(専門部会)
第12条 研究インテグリティ?マネジメントに関する専門的な事項を調査審議させるため,委員会に専門部会を置く。
2 専門部会に関し必要な事項は,委員会が別に定める。
(相談窓口)
第13条 本学に,研究インテグリティの確保に関する相談等を受け付けるため,相談窓口を置く。
2 前項の相談窓口に担当者を置き,先端科学?社会共創推進機構及び研究推進部研究支援課の国际足球_虎扑体育-中国体彩网官网推荐をもって充てる。
(秘密保持)
第14条 本学における研究インテグリティ?マネジメントに関する業務に従事する者は, その業務により知り得た一切の情報に係る秘密を他に漏えい又は提供してはならない。当該業務に従事しなくなった後も同様とする。
(危機事象に関する報告)
第15条 統括責任者は,研究インテグリティの確保に関して,国立大学法人金沢大学危機管理規程第2条第2号に規定する危機に相当する事象が発生したときは,当該事象の状況等について,学長に報告するものとする。
(事務)
第16条 研究インテグリティ?マネジメントに関する事務は,関係部課の協力を得て,研究推進部研究支援課において処理する。
(雑則)
第17条 この規程に定めるもののほか,研究インテグリティの確保に関し必要な事項は,別に定める。
附 則
この規程は,令和6年8月1日から施行する。