○金沢大学日本学生支援機構奨学金返還免除選考規程
(平成16年12月17日規程第315号)
改正
 
 
 
       
 
(趣旨)
第1条 この規程は,金沢大学(以下「本学」という。)大学院における独立行政法人日本学生支援機構(以下「機構」という。)の第一種奨学金の貸与を受けた者で在学中に特に優れた業績を挙げた者に係る奨学金返還免除候補者(以下「免除候補者」という。),本学大学院修士課程,博士前期課程又は専門職学位課程(以下「修士課程等」という。)への進学予定者のうち,在学中に十分な成果を挙げる見込みがあるとし返還免除の内定候補者として推薦される者に係る返還免除内定候補者(以下「修士課程等返還免除内定候補者」という。)及び本学大学院博士後期課程,医学博士課程又は薬学博士課程(以下「博士課程」という。)の入学年度に第一種奨学生として採用され,在学中に十分な成果を挙げる見込みがあるとし返還免除の内定候補者として推薦される者に係る採用時返還免除内定候補者(以下「博士課程返還免除内定候補者」という。)の選考方法等に関し,必要な事項を定める。
(免除候補者の返還免除申請の手続き)
第2条 本学大学院において第一種奨学金の貸与を受けた者のうち,貸与終了時に返還免除を申請しようとする者(以下「貸与終了時返還免除申請者」という。)は,機構が定める「業績優秀者返還免除申請書」に,大学院における成績証明書,特に優れた業績を証明する資料及び機構が定める必要書類を添えて,所定の期日までに所属の研究科長へ提出するものとする。
2 研究科長は,前項の貸与終了時返還免除申請者について,その提出書類に基づき審査の上,学長へ提出するものとする。ただし,提出に当たっては,機構が定める「教員枠」での貸与終了時返還免除申請者を除いて推薦順位を付すものとする。
3 学長は,前項により推薦された者について,金沢大学日本学生支援機構奨学金返還免除選考委員会(以下「選考委員会」という。)の議を経て免除候補者を機構へ推薦するものとする。
(修士課程等返還免除内定制度の対象者)
第3条 修士課程等返還免除内定制度の対象となる者は,修士課程等返還免除内定制度申請時において,修士課程等に進学を予定し,次の各号のいずれも満たす者とする。
(1) 学士課程において修学支援新制度を利用していること又は住民税非課税世帯であること。ただし,修学支援新制度を利用している場合であっても,修士課程等返還免除内定制度申請時点で家計基準に基づく支援区分の見直しにより奨学生の身分が「停止中」の者については,対象外とする。
(2) 「科学技術イノベーション創出に寄与する分野(情報?AI,量子,マテリアル,人文?社会科学等)」又は「大学の強みや地域の強み等を生かした分野」への進学を希望していること。
(3) 将来,前号に定める特定分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な能力を備えて活動することができると本学が認める者
(4) その他,機構が対象者として定める要件を満たす者
(修士課程等返還免除内定候補者の推薦手続き)
第4条 前条の要件を満たし,修士課程等返還免除内定制度に申請しようとする者(以下「修士課程等返還免除内定制度申請者」という。)は,機構が定める申請方法により,所定の期日までに申請を行うものとする。
2 研究科長は,前項の修士課程等返還免除内定制度申請者について,修士課程等入試の結果及び学士課程の成績に基づき審査の上,推薦順位を付して学長へ推薦するものとする。
3 学長は,前項により推薦された者について,選考委員会の議を経て,修士課程等返還免除内定候補者を機構へ推薦するものとする。
(博士課程返還免除内定候補者の推薦手続き)
第5条 博士課程1年次に入学し,採用時返還免除内定制度に申請しようとする者(以下「博士課程採用時返還免除申請者」という。)は,機構が定める「博士課程進学に伴う採用時返還免除内定候補者に係る申請書」を所定の期日までに所属の研究科長へ提出するものとする。
2 研究科長は,前項の博士課程採用時返還免除申請者について,博士課程入試の結果及び修士課程等の成績に基づき審査の上,推薦順位を付して学長へ推薦するものとする。
3 学長は,前項により推薦された者について,選考委員会の議を経て,博士課程返還免除内定候補者を機構へ推薦するものとする。
(免除候補者及び内定候補者の選考)
第6条 免除候補者,修士課程等返還免除内定候補者及び博士課程返還免除内定候補者の選考は,選考委員会において行うものとする。
2 選考委員会は前項の選考に当たっては,「教員枠」での免除候補者を除き,特定の分野に偏ることのないよう各研究科間,専攻分野間の均衡に配慮しつつ,大学院における教育研究活動等に関する業績及び専攻分野に関連した学外における教育研究活動等に関する業績について,別表に掲げる評価項目を総合的に評価して順位付けを行うものとする。なお,「教員枠」での免除候補者の選考に当たっては,機構が定める推薦要件の適否を確認するものとする。
(雑則)
第7条 この規程に定めるもののほか,免除候補者,修士課程等返還免除内定候補者及び博士課程返還免除内定候補者の選考方法等に関し必要な事項は,選考委員会において別に定める。
附 則
この規程は,平成16年12月17日から施行する。
附 則
この規程は,平成17年12月16日から施行する。
附 則
この規程は,平成19年4月1日から施行する。
附 則
この規程は,平成29年12月1日から施行する。
附 則
この規程は,平成31年2月8日から施行する。
附 則
この規程は,令和元年10月3日から施行する。
附 則
この規程は,令和4年12月21日から施行する。
附 則
この規程は,令和7年1月6日から施行する。
別表
Ⅰ.免除候補者選考に係る評価項目
業績項目大学院における教育研究活動等に関する業績 (1)専攻分野に関連した学外における
教育研究活動等に関する業績 (2)
1 学位論文その他の研究論文1) 学位論文の教授会等での高い評価1) 学会発表
2) 学術雑誌への掲載
3) 学会?学術雑誌等での表彰
4) 日本学術振興会の特別研究員への採用又はこれと同等の競争的資金の獲得(注)
2 大学院設置基準(昭和49年文部省令第28号)第16条に定める特定の課題についての研究の成果1) 教授会等で特に優れていると認められた特定課題研究成果の審査及び試験の結果 
3 大学院設置基準第16条の2に定める試験及び審査の結果1) 教授会等で特に優れていると認められた博士論文研究基礎力審査(Qualifying Examination)の審査の結果 
4 著書,データベースその他の著作物(第1号及び第2号に掲げるものを除く。) 1) 著書
2) データベース
3) その他の著作物等
5 発明1) 学内コンテスト発表?表彰1) 特許?実用新案等の出願?登録
2) 各種コンテスト発表?表彰
6 授業科目の成績1) 授業科目の特に優秀な成績
2) 留学の成果による高い評価
7 研究又は教育にかかる補助業務の実績1) RA等による優れた業績等
2) TA等による優れた業績等
8 音楽,演劇,美術その他芸術の発表会における成績 1) 発表会?演奏会?展覧会等に出展?入賞
2) 発表会?演奏会?展覧会等を企画?運営
9 スポーツの競技会における成績 1) 競技会等に出場?入賞
2) 競技会等を企画?運営
10 ボランティア活動その他社会貢献活動の実績 1) 優れた業績
(注)博士課程に限る。
Ⅱ.修士課程等返還免除内定候補者選考に係る評価項目
1.修士課程等入試の結果
2.学士課程の成績
3.その他
Ⅲ.博士課程返還免除内定候補者選考に係る評価項目
1.博士課程入試の結果
2.修士課程等の成績
3.その他